2020年03月28日

「還浄」

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  還浄

眠つてゐるやうできれいな顔をして 言へば義弟がこくり頷く

妹の八十五歳が「姉さん」といひてはらはら涙をこぼす

をぢさんとをばさんそれぞれ足弱で息子と夫がお悔やみに来る

葬儀社の佐藤さんに指示されるまま納棺したりブラウス入れつ

孫嫁がお母さんより持たされし渡し賃二千円棺にいれる

二仏なる読経の声にひい孫の泣き声が和し葬儀はすすむ

日和雨やがてあがりぬ中洲では川鵜が羽を広げてをらむ

「還浄」を見ましてと言ひご婦人がみたり訪ひくるものみの塔の
ラベル:短歌
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2020年03月18日

「還浄」を見ましてと言ひご婦人がみたり訪ひくるものみの塔の

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温泉に行つて、本屋さんに行つて、文具店に行つて、

今日から学校が再開。
ラベル:短歌
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2020年03月16日

日和雨やがてあがりぬ中洲では川鵜が羽を広げてをらむ

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みぞれだとか、あられだとか、あひまに日差しだとか。
ラベル:短歌
posted by 文(ぶん) at 10:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする