短歌人6月号より その3 会員2

デザートの苺のにほふくちびるが吾にむかひてささやく喃語     桃生苑子    まだ意味のある言葉を話せない、幼い子供です。    いちごのにほふくちびる、の旧仮名遣いの平仮名によつて、いかにも愛らしい。 夏休み絵日記忘れ捏造すその一日の輝きにけり     京藤好男    一首はいささか言葉の足らない印象ですが、結句が好きだ。    忘れたと言ふ…

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